forked from unethika/opensim.currency
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// OpenSim 0.7.x用 DTL/NSL Money Servefor Linux/Unix
// by Fumi.Iseki and NSL '11 5/7
// http://www.nsl.tuis.ac.jp
0. はじめに
これは DTL Currency Processing Project (http://forge.opensimulator.org/gf/project/currency/)
から Web Monitor を取り外して,いくつかのバグフィックスと 0.7.xで動作するようにパッチを充てた物
です.また幾つかの機能拡張も行っています.Web Monitor を取り外したのは,我々のターゲットが主に
Linuxであるのに対して,この機能 ASP.NETで作動しており,Linux上で動作させるのが困難だったためです.
従って,セキュリティ的には本来の DTL Money Serverよりも低下していると思われます.実際,この
Money Serverを誤魔化すことも不可能ではありません.つまり,このシステムについては厳密に仮想通貨
を取り扱いたい環境での使用はお勧めできません.本システムを使用する場合は,あくまでも自己責任で
お使いください.
1. インストール
# cd opensim-0.7.x-source
# tar xzfv opensim.currency-0.7.x.tar.gz
# ./runprebuild.sh && nant clean && nant
# cd opensim.currency-0.7.x
# ./build.sh
2. 設定
2-1. Money Server
bin/MoneyServer.ini の [MySql] に MySQLサーバにアクセスするための情報を追加する
# cd opensim-0.7.x-source
# vi bin/MoneyServer.ini
1. [MySql]セクションの hostname, database, username, password を設定する.
OpenSim のMySQLの設定と同じものを指定すれば良い.
2. バンカーアバター(システムから対価無しにMoneyを購入することが可能なアバター)を有効にするには
[MoneyServer]セクションの "BankerAvatar" にバンカーアバターとなるアバターのUUIDを指定する.
UUIDとして 00000000-0000-0000-0000-000000000000を指定した場合は,全てのアバターがバンカーアバターとなる.
3. 支払い者がログインしていない状態でも,llGiveMoney()を正常に動かす場合は
[MoneyServer]セクションの "enableForceTransfer" を trueにする.
4. PHPスクリプトの send_money() を使用して,お金をアバターに振り込む場合は "enableScriptSendMoney" を trueにする.
また,"MoneyScriptAccessKey", "MoneyScriptIPaddress" も設定が必要である.
"MoneyScriptAccessKey" はスクリプトへのアクセスキーであり,include/config.php または WI(XoopenSim/Modlos) と同じものを設定する.
"MoneyScriptIPaddress" にはスクリプトが動作するサーバのIPアドレスを記述する.127.0.0.1は使用しないこと.
5. 所持金のアップデートのメッセージ(青いダイアログ)を変更することが可能である.メッセージを変更したい場合は各 "BalanceMessage..."
を有効にし内容を書き換える.
参考: http://www.nsl.tuis.ac.jp/xoops/modules/xpwiki/?OpenSim%2FMoneyServer%2FMoneyServer.ini
2-2. Region Server
bin/OpenSim.ini に MoneyServerに接続するための設定を行う.Money Serverには HTTPS
を使用して接続を行う.この際に使用するポート番号は 8008である.
# cd opensim-0.7.x-source
# vi bin/OpenSim.ini
[Economy]
SellEnabled = "true"
CurrencyServer = "https://(MoneyServer's Name or IP):8008/"
UserServer = "http://(UserServer's Name or IP):8002"
EconomyModule = DTLNSLMoneyModule
;; Money Unit fee to upload textures, animations etc
PriceUpload = 10 ;; テクスチャなどのアップロードのコスト
;; Money Unit fee to create groups
PriceGroupCreate = 100 ;; グループ作成のコスト
注)モジュールの名前が DTLNSLMoneyModule に変更になりました.
なお,UserServer と CurrencyServer のアドレスに localhost (127.0.0.1)を使用しないこと.
これは,アドレスが,Monet Server内でのユーザのアカウント識別に利用されるためである.
参考: http://www.nsl.tuis.ac.jp/xoops/modules/xpwiki/?OpenSim%2FMoneyServer%2FOpenSim.ini
2-3. Helper スクリプト
Webインターフェイスの XoopenSimまたは Modlosを使用しない場合,ヘルパースクリプトを手動で設置
なければならない.ヘルパースクリプトは Scriptsディレクトリにあるので,これを適当なディレクトリ
にコピーし,inculde/helper.php の内容(主に ENV_HELPER_URL, ENV_HELPER_PATH, DB関連)をシステム
に合わせて変更する.
コマンド例)
# mkdir /var/www/currency
# cp -Rpd Scripts/* /var/www/currency
# cd /var/www/currency
# ./setup_scripts.sh
# chown -R www-data.www-data .
# vi include/config.php
Viewerは "-helperuri [ENV_HELPER_URL/]" オプション付きで起動しなければならない.ここで ENV_HELPER_URL
ヘルパースクリプトの helperディレクトリのURLである.
例) -helperuri http://localhost/currency/helper/ 最後の / は必ず必要!!
参考: http://www.nsl.tuis.ac.jp/xoops/modules/xpwiki/?OpenSim%2FMoneyServer%2FHelper%20Script
3. 起動
3-1. Robust Server
# cd opensim-0.7.x-source
# cd bin
# mono Robust.exe
3-2. Money Server
# cd opensim-0.7.x-source
# cd bin
# mono MoneyServer.exe
3-2. Region Server
Region Server は通常と同様に起動する.
# cd opensim-0.7.x-source
# cd bin
# mono OpenSim.exe
4. ライセンス
DTL Currency Processing のライセンスに準拠します.
http://forge.opensimulator.org/gf/project/currency/ もご覧ください.
5. 注意事項
このソフトウェアはNSLで改造された非公式のソフトウェアです.このソフトウェアに関して OpenSimの開発チームや
DTL Currency Processingの開発チームへのお問い合わせは行わないでください.
6. 免責
このソフトウェアは全くの無保証です.このソフトウェアの使用・改造・再配布に伴い発生する問題に関して,作者は一切の
責任を負いません.全て自己責任でご使用ください.
7. 謝辞
このプログラムは DTL Curremcy Processing を改造したものです.
http://forge.opensimulator.org/gf/project/currency/ もご覧ください.
このプロジェクトに関して,Miloから沢山のアドバイスと寄付をいただきました.
ありがとうございました.