2023/01/04 Kenichi Ito
- 視野内にある既知天体をリスト化し、精密位置を取得するシェルスクリプト(前半)
- 実行内容
have_all_precise_orbits.txt
を参照し、取得済みの位置データがない場合のみ取得操作を行うsearchB.py
暗い既知天体を探索するsearchB_AstMPC.py
明るい既知天体を探索する- 結果を
cand.txt
にまとめ、整形する - 確定番号付き小惑星の一覧を
cand3.txt
に、仮符号小惑星の一覧をcand4.txt
に書き出す make_asteroid_name_list_in_the_field.py
15等級以上の明るい既知小惑星の一覧を保存するgetinfo_numbered2D.py
確定番号付き小惑星の詳細位置を取得して保存する
~/.coias/param/AstMPC_dim.edb
に記載の暗い既知小惑星の一覧から、視野内にあるものを抽出す- 実行内容
- 1枚目の FITS 画像ファイルを検索して読み込み、tract中心の赤経(RA)・赤緯(DEC)・観測時刻のユリウス日(JD)を取得する
- 並列処理で、視野内(中心から ±1.8 度以内)の小惑星を
search()
関数で探索する
search()
は、すばる望遠鏡の地点から天体の視方向を算出し、それが視野の範囲にあれば天体情報を返す- 計算には天体位置計算ライブラリPyEphemを利用している
- 結果を
cand_dim.txt
に保存する
~/.coias/param/AstMPC.edb
に記載の明るい既知小惑星の一覧から、視野内にあるものを抽出する- 実行内容
- (
searchB.py
と同じ流れ) - 天体名のみのリストを
bright_asteroid_raw_names_in_the_field.txt
に保存する
- (
- 報告が不要な明るい小惑星を除外するためのリストを作成する
- 実行内容
bright_asteroid_raw_names_in_the_field.txt
を整形して天体名を取り出す- 天体名を MPC フォーマットのものに変換し、
brightAsteroidsMPCNames
配列に並べ、precise_orbit_directories.txtに記載のディレクトリ/bright_asteroid_MPC_names_in_the_field.txt
に保存する
cand3.txt
に記載された確定番号付き小惑星の精密位置を JPL に問い合わせる- 実行内容
have_all_precise_orbits.txt
を参照し、取得済みの位置データがない場合のみ取得操作を行うprecise_orbit_directories.txt
、FITS 画像、cand3.txt
の読み込み- 並列処理で、天体ごとに JPL への問い合わせを実行する(astroquery.jplhorizonsを使用)
- エラーで取得できなかった天体に関して再度 JPL へ問い合わせる
- 取得できた位置情報を
precise_orbit_directories.txtに記載のディレクトリ/numbered_new2B.txt
に保存する